今シーズン開幕から成績不振が続き、現時点で最下位に位置し、J3降格が現実味を帯びる徳島ヴォルティス。
そんな最悪な状況の中、
2024年4月4日、徳島ヴォルティスより、目を疑いたくなる衝撃的な発表がされた。
このたび、西谷 和希選手との契約を双方合意のもと解除することとなりましたのでお知らせいたします。
徳島ヴォルティス公式
徳島ヴォルティスと西谷和希との双方合意の上での契約解除が発表された。
西谷和希と言えば、2020年に加入して今年で在籍5年目となる徳島ヴォルティスの象徴的な選手であった。そんな選手の退団に徳島ヴォルティスサポーターは大きな衝撃を受けたに違いない。(筆者も熱烈な徳島ヴォルティスサポーターでショックが大きい・・・)
この発表の直前にも、以下のような衝撃的な出来事が立て続けに起こっており、徳島ヴォルティスが抱えている問題は一筋縄ではいかない。
J1を二度経験している徳島ヴォルティスという歴史あるクラブにおいて一体何が起きているというのだろうか。また、西谷和希と徳島ヴォルティスの間で何があったというのだろうか。
Contents
概要
衝撃的なニュース、西谷和希の契約解除
冒頭に記載のとおり、2024年4月4日、徳島ヴォルティスより西谷和希との契約解除が公式ホームページより発表された。
徳島ヴォルティスを退団するにあたり、西谷和希は以下のように語っている。
徳島ヴォルティスに関わる皆様、4年間本当にお世話になりました。何よりたくさんの苦楽を共にしたファン・サポーターの皆様には僕自身特別な感情がありますし、一番大切な存在で、本当に感謝しています。
徳島ヴォルティス公式
今回、何とかチームを良くしたいという気持ちではあったのですが、その気持ちとは逆にチーム状況を悪くしてしまうような形になり、結果としてクラブに迷惑を掛けてしまい、本当に申し訳なく思っています。
それでも4年前に徳島ヴォルティスに来て、監督をはじめとするスタッフや先輩方、そしてファン・サポーターの皆様にヴォルティスのサッカーを教えてもらい、それが凄く大好きになり、今でもその思いは変わりません。
そして、ヴォルティスに来て長谷川徹さんに出会えたことが大きかったです。本当に僕の憧れで、あの人の背中を見て、今まで一緒に過ごすことが出来て凄く良い経験になりました。徹さんのような選手になれるように、これからももっと頑張っていきたいと思っています。
皆様、本当にありがとうございました。
コメントを見ると、彼が、心の底から徳島ヴォルティスというクラブ、徳島ヴォルティスのサポーターを愛していることが分かる。
また、別のインタビューでは、「ここから徳島とともにどのように歩んでいきますか」という問いに対して下記のように答えている。
この回答から察するに、彼は徳島ヴォルティスに骨をうずめる覚悟でいたのだと推測できる。また、徳島ヴォルティスのサッカースタイルというものを強く意識していて、それを誇りに思っていることが読み取れる。
ここから徳島とともにどのように歩んでいきますか
「徳島が一番面白いサッカーするよね」と言われたいです。自分たちのスタイルでJ1の優勝争いやアジアを獲るぞっていうチームにしたいです。もしかしたら10年後、もっと先になるかもしれないですが、今はその基盤を僕らが作っていきたいです。J1優勝争いをしているころには、僕は田舎で犬と暮らしているかもしれませんが笑
徳島ヴォルティス公式
この記事では、そんな徳島ヴォルティスを誰よりも愛する彼が、徳島ヴォルティスでどんなキャリアを築き、どういう経緯で退団に至ったのかを時系列順で考察する。
西谷和希の徳島ヴォルティスでのキャリア
2020年 鮮烈なデビュー戦!主力としてJ1昇格に貢献
2020年、栃木SCより徳島ヴォルティスに加入した西谷和希。
加入の理由について、彼は以下のように語る。
加入を決める前からずっと徳島からオファーがありました。僕の中では徳島のサッカーはJ2の中で際立って良かったと思っていましたし、面白そうだなと感じていました。栃木はカウンター主体でしたが、徳島は自分たちで主導権をもってボールを握る印象がありました。対戦をして衝撃を受けたのを覚えています。
徳島ヴォルティス公式
徳島ヴォルティスが志向するサッカースタイルに惹かれて加入したということだ。
シーズンが開幕すると、徳島ヴォルティスのサッカーにバチッとハマった彼は、開幕戦からスタメン出場を果たす。開幕戦では、ハットトリックを達成し、チームを勝利に導く活躍を見せた。
徳島ファンの心をがっちり掴み、西谷和希という存在をサポーターに知らしめる、鮮烈なデビュー戦となった。
このシーズン、左ウイングのポジションでレギュラーに定着し、J2リーグ42試合に出場し8G7Aを記録する大車輪の活躍。徳島ヴォルティスのJ2優勝、J1昇格の立役者となった。
ピッチ上の選手全員が流動的に動き、様々な得点パターンを持つ、攻撃力が抜群に高いチームだった。複数の選手が絡む流れるような攻撃はまさに鳴門の渦潮のよう。
しかし、シーズン終了後、徳島ヴォルティスのスタイル構築に大きな貢献をしたリカルド監督の浦和レッズへの移籍が発表され、翌年のJ1挑戦に暗雲が立ち込める。
2021年 誇り高き徳島ヴォルティスのサッカーでJ1の舞台へ
徳島ヴォルティス史上2回目のJ1挑戦となった2021年。リカルド監督の後釜に、スペイン出身のダニエル・ポヤトス監督を招聘。
監督交代による不安はあったが、J2優勝を果たしたメンバーがそのまま残留し、他チームから実力者を獲得し、J1残留の達成に開幕前からサポーターの期待も高まっていた。
コロナ禍の影響で新監督ポヤトスの合流が遅れ、甲本代行監督で9試合を戦ったが、キャプテンの岩尾憲を中心に甲本監督代行のもと10試合で4勝を積み重ねた。
西谷自身は、開幕から怪我で出遅れ、開幕から9試合の欠場。2021年4月27日 J1リーグ第10節で復帰を果たし、J1初出場を果たす。途中出場ではあったが、J1のピッチで躍動する西谷和希の姿に多くのサポは喜びを表した。
彼は22試合に出場し1ゴールを記録した。ゴール数こそ振るわなかったが、彼のプレーがJ1の舞台でも大いに通用することを証明するシーズンとなった。
特に、ドリブルの突破、決定的なパス、攻守における圧倒的な走力はJ1でもトップレベルと言ってもいいほど実力を発揮していた。
また、J1リーグ第23節 G大阪戦で決めた見事なジャンピングボレーシュートはとても印象的なゴールだった。
↓西谷和希がボレーシュートを決めたG大阪戦のハイライト
2度目のJ1挑戦となった2021シーズン、最終節でサンフレッチェ広島に敗れ、残留となった湘南ベルマーレと勝ち点1差で惜しくも降格となった。
ただ、このシーズンのレギュレーションは4クラブ降格と例年より厳しく、ポヤトス監督の合流が遅れたことを考慮すれば、十分残留に相応しい実力を持った徳島ヴォルティス史上最強のチームだった。
2022年 惜しくもJ2降格、徳島で再びJ1昇格を目指す決意
J2に降格した徳島ヴォルティスは、ダニエル・ポヤトス監督を続投し、再びJ1昇格を目指すシーズンとなった。
J1降格に伴い、主力の大量流出は避けられず、前年と比べて戦力的に劣る状態でのチーム始動となった。
西谷和希も勿論オファーはあっただろうが、徳島ヴォルティスのサッカーをするために残留を決めている。契約更新にあたり、以下のようなコメントを残している。
徳島ヴォルティスに関わる全ての皆様、明けましておめでとうございます。2022シーズンも徳島ヴォルティスでプレーします!ファン、サポーターの方々とまたポカスタで戦えることをすごく幸せに思います。ヴォルティス愛と情熱を武器に、このエンブレムに誇りを持って1年でJ1に復帰できるように全身全霊で戦います。ヴォルティスの大きな力になれるように全力で努力しますので応援よろしくお願いいたします。
徳島ヴォルティス公式
新戦力として、杉本太郎、新井直人、エウシーニョ、藤尾翔太、児玉駿斗、白井永地、ホセ・アウレリオ・スアレスなどを獲得した。
このシーズンを一言で評価すると、引き分け地獄である。良く言えば”負けない”、悪く言えば”勝ちきれない”、フラストレーションのたまる試合が続いた。
このシーズン、西谷和希は37試合に出場し4G2Aを記録する活躍を見せた。また、ドリブルによるチャンスメイクはリーグトップクラスのスタッツを残している。Football LABが集計したChance Building Pointによると、ドリブルが13.80でリーグ4位と素晴らしい記録を残している。
特に、西谷和希と新井直人 (現所属:サンフレッチェ広島)が組む左サイドの連携は抜群で、徳島ヴォルティスのストロングポイントになっていた。
このシーズンはサイド攻撃が活発で、左サイドは新井直人と西谷和希、右サイドはエウシーニョと杉森考起、最強の両サイドから攻め込み、藤尾翔太 (現所属:町田ゼルビア)が仕留める形は定番の得点パターンだった。
CBPとは、「選手(またはチーム)が試合を通じてどれだけチャンス機会を構築することができたか」を独自のロジックにより数値化した指標です。選手(またはチーム)に対する評価方法が様々ある中で、「シュート機会への貢献」という観点での評価に軸足を置いています。
Football LAB
徳島ヴォルティスの最終的な成績は、42試合13勝23分6敗の勝ち点62だった。最終節で勝てばプレーオフ進出という状況であったが、モンテディオ山形に敗れ、惜しくもプレーオフ進出を逃した。得点数は48、失点数は35で、一言で言えば、”守備は固く”、”得点数が少ない”、そんな特徴を持っていた。
西谷和希は2022年の総評について以下のように語った。主力の大量流出によりメンバーが大きく入れ替わり、チームスタイルの浸透と共有という点で難しさがあったと語っている。
今シーズンは0から1に積み上げるシーズンだったと思います。他のチームと比べてしっかりとした自分たちのスタイルを持っているなかで、初めての選手がそれを学んでチーム全員に浸透させ、同じイメージを共有するのに時間がかかったことが一番難しかったと思います。
公認ファンサイト ヴォルティススタジアム
2023年 予想外の低迷とJ3降格の危機
ダニエル・ポヤトス監督の後釜として、レアル・ソシエダの分析官であるベニャート・ラバイン監督を迎えた。
柿谷曜一朗などの新戦力、レアル・ソシエダからやってきたスペイン人監督ラバインのもと、J1昇格をサポーターより期待され、下馬評も高かった。
しかし、開幕後、チームは不調を極め、31節終了時点で6勝15分10敗の成績であった。責任を取る形でラバイン監督の解任が発表された。
ラバイン監督の志向するサッカーは、これまでのリカルドやポヤトスとは異なる。徳島ヴォルティスのボール保持するスタイルに、縦に早いサッカーを加え、チームに落とし込もうとした。
なかなか勝利が遠く、フラストレーションの溜まる試合が多い印象だったが、ラバイン監督の志向するサッカースタイルや理論は明確で、やり続ければ形になりそうな感覚は見ててあった。ただ、どうしても時間が足りなかった・・・J3へ降格してしまえば元も子もない・・・。
その後、J2残量を必須とするチームを率いることになったのが吉田達磨監督である。吉田達磨監督は率いたクラブをすべて解任されており、前評判は非常に悪かった。
ただ、彼は現実的なサッカーをすることは得意な監督である、ヴァンフォーレ甲府で堅守からのカウンターで天皇杯を制したように。
実際、徳島ヴォルティスに就任後は見事にチームを立て直してみせた。J3降格が現実味を帯びたあの状況で、火中の栗を拾うように監督を引き受けてくれた吉田達磨監督には感謝しかない。彼が引き受けてくれなければJ3降格もあり得た。
このシーズンの西谷和希はこれまでのシーズンとは違って、左WB、右WB、左WG、右WG、OMF、CFと複数ポジションを務めた。最終的には3G3Aの成績を記録している。
チームが苦しいときにサイドからのドリブル突破での打開、積極的なシュートやクロスなど、チームの攻撃を牽引する活躍を見せた。
この年には副キャプテンを務め、試合中にキャプテンマークを巻くことが多くなり、徳島ヴォルティスのリーダーとしてチームを導いた。
このシーズンは、主に柿谷曜一朗と森海渡の個人技からゴールを奪うことが多かった。
このシーズン、吉田達磨監督就任後は西谷和希が思い描く徳島ヴォルティスのスタイルとは大きく異なるサッカーをすることになったが、J3降格があり得る状況では西谷和希も仕方ないと妥協できる部分もあったのではないかと推測できる。
だからこそ、シーズン終了後も残留を決めてくれたのではなかろうか。
吉田達磨監督のもと、なんとかJ2残留を果たし、翌年こそはJ1昇格に向けて新たなスペイン人監督を据えて取り組んでいくものだとサポーターの期待も高かった。
推測ではあるが、2023年の吉田達磨と監督就任時期くらいから徳島ヴォルティスのスタイルが失われている感覚を西谷和希は持ち始めたのではなかろうか。
2024年 最大の誤算、吉田達磨の続投発表!
2023シーズン、徳島ヴォルティスをJ2残留に導いた吉田達磨監督の続投で新シーズンを迎えた。
個人的には、やはり2023年にJ2残留を達成した時点で吉田達磨との契約を終了するべきだったと思う。そして、徳島ヴォルティスのスタイルを体現できる新たな監督を招聘する必要があった。
西谷和希は、契約更新の際、以下のコメントを残している。下記コメントの黄色下線部より、徳島ヴォルティスを何としてでも優勝させたいという熱い想いが伝わる
ただ、赤色下線部のコメントを見ると、「僕達本来のスタイルを取り戻すことが優勝への道しるべになります。「攻撃は最大の防御」です。」と述べている。
西谷和希は、この段階で既に徳島ヴォルティス本来のスタイルが失われていると感じていたのだろう。それはサポーターである私としても全く同じように感じていた。
徳島ヴォルティスが今年優勝するための力になるために、このオフシーズン毎日トレーニングしてきました。
僕達本来のスタイルを取り戻すことが優勝への道しるべになります。
「攻撃は最大の防御」です。
徳島ヴォルティスのスタイルを全面に出して、ポカリスエットスタジアムでシャーレを掲げましょう。
僕が最も信頼する12番目の戦士たちの最高の後押しを受けて、思いっきり暴れ回ります。
今年もよろしくお願いします。
開幕から7試合で1勝1分け5敗と成績が振るわず、最下位に沈む。西谷和希は第2節鹿児島ユナイテッド戦以降、パタッとベンチ入りすらしなくなり、SNS上では監督から干されているのではないかとうわさが広まるようになった。
西谷和希について音沙汰がない中、2024年3月14日、インスタグラムストーリーで徳島ヴォルティスサポーターに向けて下記のような投稿をする。この投稿で、西谷和希が干されてベンチ入りしていないことが確信に変わったサポーターも多いだろう。
いつも僕達に最高の後押しをしていただき本当にありがとうございます。ヴォルティス本来のスタイルを取り戻すことが勝つための道しるべになります。ヴォルティスのスタイルこそが最高で最強です。自信を持って堂々と言えます。必ず取り戻します。そのためにも自分のできることを全力でやり続けます
西谷和希instgram ストーリー
西谷和希がインスタグラムで投稿した内容は、サポーターである私も強く感じていた。
サッカーの内容がこれまで徳島ヴォルティスの志向してきたスペイン路線とは大きく異なるものであり、西谷和希が思い描く徳島ヴォルティスの理想のサッカーとは大きく異なっていたのだろう。
その後、徳島新聞より、西谷和希に対して、チームに対する不適切発言が原因でチーム練習への参加を禁じ個人練習を命じていたことが明らかになった。
そして、2024年3月31日、吉田達磨監督の解任、岡田強化部長の辞任が発表された。また、翌日には吉田達磨監督を慕う島川俊郎の突然の現役引退が発表された。
突然の急激な展開に驚かされたが、これで徳島ヴォルティスは無事にスペインスタイルの奪回に向けて再始動して、西谷和希もチームに復帰できるものだと私自身、期待に満ちていた。
だがしかし、2024年4月4日、西谷和希との双方合意の上での契約解除が発表された。SNS上では不満の声が多くみられ、私自身も「徳島ヴォルティスはいったいどこに向かっていくのか・・・」と怒りや悲しみなど様々な感情が沸き上がった。
退団に当たり西谷和希が残したコメントには徳島ヴォルティスに対する強い愛が込められている。
徳島ヴォルティスに関わる皆様、4年間本当にお世話になりました。何よりたくさんの苦楽を共にしたファン・サポーターの皆様には僕自身特別な感情がありますし、一番大切な存在で、本当に感謝しています。
徳島ヴォルティス公式
今回、何とかチームを良くしたいという気持ちではあったのですが、その気持ちとは逆にチーム状況を悪くしてしまうような形になり、結果としてクラブに迷惑を掛けてしまい、本当に申し訳なく思っています。
それでも4年前に徳島ヴォルティスに来て、監督をはじめとするスタッフや先輩方、そしてファン・サポーターの皆様にヴォルティスのサッカーを教えてもらい、それが凄く大好きになり、今でもその思いは変わりません。
そして、ヴォルティスに来て長谷川徹さんに出会えたことが大きかったです。本当に僕の憧れで、あの人の背中を見て、今まで一緒に過ごすことが出来て凄く良い経験になりました。徹さんのような選手になれるように、これからももっと頑張っていきたいと思っています。
皆様、本当にありがとうございました。
彼が徳島ヴォルティスのスタイルに誇りを持ち、また徳島ヴォルティスというクラブに強い愛を抱いていたからこそ、その徳島スタイルを失い沈んでいきそうな徳島ヴォルティスという船を何とか立て直したい、そう考えていたはず。
誰よりも徳島ヴォルティスというスタイルを取り戻したいと強い想いを持って行動した彼が、結果的にはチームから反感を買いチームを去らなければならないという結末になったのは皮肉でならない。
徳島ヴォルティスが始めたスペイン路線のサッカースタイルに惹かれて加入した西谷和希であるが、そのサッカーが失われた現状に危機感を感じ異議を唱えてチームに居場所がなくなり、契約解除となった。このようなことがあってはならないはずだ。少なくとも徳島ヴォルティス首脳陣がこれからもスペイン式のサッカーを継続していくつもりならば。
ただ、西谷和希の契約解除、岡田明彦強化部長の辞任という出来事を見ると、徳島の首脳陣はこれまで続けてきたスペイン路線の打ち切りを既に決めた可能性もある。
少なくとも岡田明彦ほどの熱意を持った人物を失ったのは、徳島ヴォルティスにとって大きな損失だ。
↓それは下記動画を見ればよく分かる。
西谷和希、岡田明彦という軸を失った徳島ヴォルティス、今後のチームの行方はいかなるものだろうか。
まとめ
西谷和希が取り戻したいと訴えてきた徳島ヴォルティスのスタイルと、現在の徳島ヴォルティスのサッカーは大きく異なっている。
西谷和希のこれまでの徳島ヴォルティスでの活躍、取り組み、行動を思い返すと、このような形でのお別れを迎えるべき選手ではなかった。
J2優勝とJ1昇格という結果、徳島ヴォルティスのスタイル確立とブランド化、これらの実績は間違いなく西谷和希なしでは成し遂げられなかったこと。
そんな徳島ヴォルティスの生けるレジェンドとも言える選手である西谷和希という男を徳島ヴォルティスのフロントは守ることができなかったのだろうか。契約解除という結末を避けることができなかったのだろうか。
徳島ヴォルティスを離れる西谷和希、多くのサポーターに愛されていただけに悲しみは大きいものがあるが、彼の実力は紛れもなく本物でJリーグトップレベルの最高のサイドアタッカーだ。J1以上のクラブからも引く手あまただろう。
彼ならば、徳島ヴォルティスを離れて別のクラブに行ったとしても、きっと大活躍を見せるだろう。そして、チームやサポーターから強く愛されることだろう。次のクラブでは幸せになってほしい。
徳島ヴォルティスの西谷和希ではなくなっても、どこのクラブに所属していても、今後の西谷和希を一個人として応援していきたい。
最後に、ここまで読んでいただきありがとうございました。