徳島ヴォルティス所属のMF永木亮太のプレースタイルなどをまとめました。
永木亮太は、2023年途中、湘南ベルマーレより徳島ヴォルティスに期限付きで加入。
加入早々にレギュラーに定着すると、2023年J3降格の危機にあった徳島ヴォルティスのJ2残留に大きく貢献した永木亮太。
2024年からは完全移籍に移行し、徳島ヴォルティスのキャプテンに就任しました。
永木亮太についてどこよりも詳しく解説しているので、最後まで読んでみてください。
Contents
永木亮太のポジション
永木亮太は、主にDMFとCMFを務めます。鹿島アントラーズ所属時代には右SBを務めた経験もあり、複数ポジションをこなせるユーティリティ性があります。現所属の徳島ヴォルティスでは4-1-2-3のアンカーや、4-2-1-3の2ボランチの一角に入ることが多いです。
永木亮太のプレースタイル
『中盤の刈取屋』、圧倒的なボール奪取能力!
永木選手の特徴は、圧倒的なボール奪取能力にあります。相手選手がボールを持つと勢いよくプレッシャーをかけに行き、強烈なタックルでボールを奪い去ります。
また、予測能力が抜群に高い選手で、危険なスペースを事前に察知して未然に防ぐことができる選手です。
身長175cm、体重67kgとフィジカル面でアドバンテージがある選手ではないですが、対人能力は非常に高く、大柄な選手にも当たり負けすることがほとんどありません。
2024年、35歳になった現在でもボール奪取能力は健在で、J2の舞台でその能力を存分に発揮しています。
『疲れ知らず』、豊富な運動量で攻守に多大な貢献!
永木亮太は、無尽蔵なスタミナを持ち、豊富な運動量に定評があります。
前述のボール奪取を1試合通じて繰り返すには相当の運動量を必要とします。
特に、永木選手は自分のポジションである中盤のエリアだけでなく、前後左右のスペースを走り回りボールを刈り取ります。
危険なスペースがあればそのスペースを埋めるためにスライドして、チームのピンチを未然に防いでいます。
また、チャンスだと判断すれば後ろから攻撃にも出ていける選手で、全速力でゴール前まで駆け上がりシュートを放つのもこの選手の強み。
↓前線でのボール奪取からのゴール
とにかく、攻守に走り回る選手で、それを支えているのが豊富な運動量です。
正確なキックからセットプレーのキッカーも務める!
永木亮太はキック精度が非常に高く、セットプレーのキッカーを務めることができます。
過去所属の湘南ベルマーレや鹿島アントラーズ、現所属の徳島ヴォルティスでもセットプレーのキッカーを務めてきました。
特に特徴的なのが直接フリーキックからの得点です。湘南時代によく見せていたのが、インフロントにボールをひっかけて、縦回転をかけ、縦に落ちる鋭い球種のフリーキックです。
遠藤保仁を彷彿させるような鋭さですよね。さすがにGKも為す術なしだと思います。
↓湘南時代の縦回転のフリーキック
ビルドアップ能力、パスセンス
永木亮太は、ビルドアップ能力、パスセンスに優れる選手。
ハードワーク型の選手でありながら、純粋に中盤の選手として足元の技術も高いです。
最後方からビルドアップに参加してボールを左右前後に散らします。足元の技術が高いためビルドアップでのミスも少なく、司令塔としての役割も得意としています。
パスセンスについては、前線の選手へチャンスとなる正確なスルーパスを供給することができます。また、ドリブルでボールを運び、相手選手を引き付けた状態で、フリーの味方選手に決定的なパスを出すことも得意。
ハードワーク型でありながら、技術の高さも高水準、まさに日本トップレベルのMFです。
永木亮太のプロフィール
名前 | 永木亮太 (ながき りょうた) |
生年月日 | 1988年6月4日(35歳) |
国籍 | 日本 |
出身地 | 神奈川県横浜市青葉区出 |
身長 | 175cm |
体重 | 67kg |
ポジション | MF |
利き足 | 右 |
主なタイトルなど | J2優勝 (湘南) J1優勝 (鹿島) 天皇杯優勝 (鹿島) FUJI XEROX SUPER CUP (2017年) ACL(2018年) |
年俸は?
2023年の年俸は3400万円となっています。
市場価値は?
最高額は2019年に記録した1500万ユーロとなっています。
2010 | 150万ユーロ |
2012 | 700万ユーロ |
2013 | 650万ユーロ |
2015 | 700万ユーロ |
2016 | 800万ユーロ |
2017 | 1100万ユーロ |
2018 | 1100万ユーロ |
2019 | 1500万ユーロ |
2020 | 1200万ユーロ |
2021 | 900万ユーロ |
2022 | 500万ユーロ |
2023 | 250万ユーロ |
2024 | 150万ユーロ |
代表歴
永木亮太は、2016年11月11日オマーン戦でA代表デビューを果たしました。A代表では1試合の出場記録となっています。デビュー戦を最後にA代表からは遠ざかっています。アンダー世代の代表経験はありません。
これまでの所属クラブ
永木亮太は2010年に湘南ベルマーレでデビュー。デビュー2年目からレギュラーに定着し、6シーズンにわたって活躍しました。
2016年、国内有数の強豪である鹿島アントラーズに完全移籍。2020年まで、レギュラーとして活躍し、アントラーズのタイトル獲得の立役者となっています。2021年になると、大きく出場機会を減らしてしまいました。
2022年、鹿島アントラーズでの出場機会減少を理由に、古巣である湘南ベルマーレに復帰。しかし、復帰後の湘南ベルマーレでは若手MF田中聡のブレイクなども影響し、なかなか出場機会を得ることができない状況が続きました。
2022年途中、名古屋グランパスに加入すると、12試合に出場して、まずまずの活躍を見せました。
2023年途中からは徳島ヴォルティスに期限付き移籍で加入し、2024年からは完全移籍で加入しています。
年度 | 所属クラブ | 出場数(リーグ戦) |
2010 | 湘南ベルマーレ (J1) | 11 |
2011 | 湘南ベルマーレ (J2) | 36 |
2012 | 湘南ベルマーレ (J2) | 41 |
2013 | 湘南ベルマーレ | 33 |
2014 | 湘南ベルマーレ | 31 |
2015 | 湘南ベルマーレ | 32 |
2016 | 鹿島アントラーズ | 29 |
2017 | 鹿島アントラーズ | 20 |
2018 | 鹿島アントラーズ | 30 |
2019 | 鹿島アントラーズ | 31 |
2020 | 鹿島アントラーズ | 31 |
2021 | 鹿島アントラーズ | 15 |
2022 | 湘南ベルマーレ 名古屋グランパス | 6 12 |
2023 | 湘南ベルマーレ 徳島ヴォルティス | 17 11 |
2024 | 徳島ヴォルティス |
まとめ
ここまで永木亮太選手について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
読んでくださった皆さんが永木選手のことを詳しく知ることができたならとても嬉しいです。
永木亮太選手は今年で35歳を迎えましたが、いまだ実力は健在で、J2の舞台でその能力を発揮して活躍しています。
今後も永木選手の活躍に期待しましょう!